Runs In Bone Marrow インタビュー

Runs In Bone Marrow インタビュー

Runs In Bone Marrow

HP : http://runsinbonemarrow.wixsite.com/index

Twitter : https://twitter.com/ribm_official

メンバー : Akira(Vo) Menjoy(Gt) takaP(Gt) Tsubasa(Dr)

 

2010年結成、名古屋を中心に全国で活動中、

過去、UNEARTHやEMMURE、AS BLOOD RUNS BLACKなどの海外バンドは勿論のこと、BRAHMANやBALZAC、Crystal Lake等の日本の強豪バンドとも共演し、着実にシーンにその名を知らしめつつあるトゥルーメタルコアバンド、Runs In Bone Marrow。

2017年、現在はフルアルバム製作に取り掛かっており、 先駆けとしてシングル”Do not go gentle into the good night/This light”を10月にリリースした。

今回、TOPPA!! 編集部は、更なる活動が期待される彼らに対して、結成の経緯や音楽的なルーツ、新作の聴きどころなど、余すところなく彼らの魅力に迫るべく、メールインタビューを試みた。

文 / Runs In Bone Marrow  編集 / 宮久保 仁貴  photo by Litchi

————————————————————————————————————————

 Runs In Bone Marrow様の各メンバー紹介、そして結成から現在に到るまでの経歴を教えて下さい。

Menjoy : Gt/ChoのMenjoyです。ジョイメンともよく呼ばれています(笑)。元々は名城大学の世界民族音楽研究会っていう、いかにもアヤシゲなサークルで母体のISCREAMってバンドが結成されました。当初は僕がギターボーカルでした。

 

Akira : VoのAkiraです。そこに僕が後から加入しました。高校生の頃にMenjoyとKillswitch EngageやらBullet For My Valentineのコピバンをやっていました。そんで大学生になったらもっと本格的にやろうって話していたんですが、大学が違って一緒に活動する事がなかなか実現できていなくて。

1年はくすぶっていたんですけど、でもどうしてもやりたくて、大学2年の頃に僕からアプローチをかけてISCREAMに加入しました。

 

takaP:GtのtakaPです!Akira加入後もしばらくはISCREAMの名前のまま活動してたんですけど、当時のBaが脱退して、前任Baのゆーちんが入ったことを区切りに名前を変えよう!って話になりました。現在のバンド名のRuns In Bone MarrowはAkiraが持ってきました。

 

Akira:よく意味を聞かれるんですけど、なんらかの衝動になったらいいなって意味で、

”I hope this gonna be something runs in your bone marrow”って文をメモっていて、そこから引っこ抜いた感じです(笑)。名前だけだとなんのこっちゃって感じですね(笑)。

 

Tsubasa:DrのTsubasaです。Wail In Sorrowやサポートドラマー(Reborn From Isolation, Public Menace, Cloud9, Ralm, Chains等)としての活動を経験し、RIBMに加入しました。ツーバスやブラストビートの格好良さを多くの人に伝えたいです。あとラーメンが異常に好きです。ていうか名前、そういう意味だったんだ(笑)。

 

バンドとしての音楽的ルーツ、そして各メンバーの音楽ルーツを教えて下さい。

Akira : バンドとしての音楽的な志向はほんとISCREAMの頃から変わっていませんね(笑)。そういう意味では、当初からやりたい事が一貫しているのかもしれないですね。やっぱりメンバーが全員共通してKillswitch EngageやUnearth、All That Remains、Shadows Fall等の90年代後半~2000年代初頭に活躍していたメタルコアバンドが大好きなので。

個人的なルーツは、世代を感じさせるんですけど、Linkin Parkからロックはハマりました。きっと僕ら世代は沢山いると思うんですけど(笑)。シャウトとダウンチューニングの歪んだギターサウンドにやられました。当時は中学生で母親にTSUTAYAに連れて行って貰って、買いました(笑)。その後はニューメタル→メタルコア→メロスピ→ヘヴィメタル→メタルコアって感じで、辿って色々聴いたんですけど、やっぱ最終的にはこれ(メタルコア)かなって。

 

Menjoy : 中学生のときにChildren Of BodomのLiving Dead Beatを聴いて衝撃を受け、このときメタルというジャンルがあることを初めて知りました。高校生でKillswitch Engage、Bullet for My Valentine、As I Lay DyingやLamb Of Godにはまり、バイト代でランディーVを買ってあきらとコピバンをやっていました。大学以降はメタリックハードコアやDjentなどで好きなバンドがたくさん増えましたが、今でも1番聴いているのは原点であるメタルコアです。

Tsubasa : 音楽に興味を持ち出したのは高校の頃でした。Children Of Bodom, In Flamesといったメロデスからメタル入門し、As I Lay Dying, Miss May I, Shadows Fallといったメロイックサインを掲げたくなるようなメタルコアをよく聴くようになりました。ライブハウスに通うようになってからFate In Spiral, The Structure Fallsといった国内バンドを知り、血がたぎるようなアツい音楽を自分もやりたいと思うようになり、今に至ります。

takaP : 中学生の頃からヘヴィメタルと呼ばれるものが好きで、MegadethやIron maidenを崇拝していました。ギターもその頃ぐらいから始めました。その後2000年以降のニューメタルブームにあやかって今の音のルーツであるメタルコアを聴き始めてUnearthやKillswich EngageといったMAメタルからの影響をうけました。

 

先日発表されたNew Single『Do not go gentle into the good night/This light』の聴きどころについて教えてください。

takaP : Track,1の「Do not go gentle into the good night」は、

仮タイトル“ARASHIYAMA”って名前が付いていた曲で、RIBM史上一番オシャレなコードを使っていて、大分ストレートでまとまっている曲です。ドラムの高速ツーバスも聴きどころですね!“死して朽ちるまで情熱を絶やすな”、そんなメッセージがこもっています。

そして、Track.2の「This light」はRIBMとして、一番最初に作った音源1stDEMOの1曲目の再録です。MAメタルコア感マシマシな曲で、リフで攻めてブラストかまして3連で畳み掛けてシンガロングかまして落とす、タフい曲です。詩の内容としては心の葛藤を歌っています。

Tsubasa : 共通して何より音質が素晴らしい!(笑)

今回の2曲はStudio Prisonerさんにお願いしたんですが、期待以上の出来で本当に多くの人に聴いて欲しいです。

Akira : 本当に凄いです。あとMenjoyのコーラスが音源では初めて収録されています(笑)。

Menjoy : 何とか頑張ったよ!(笑)

 

昨今のラウド・パンクシーンで勢いのあるバンド、今後のシーンの流行について教えて下さい。

takaP : 最近でメタルコアっていうと、やっぱりChugや Djent推しのバンドが東京では多いし、若い子はそっちのイメージが浮かびそうだと思うんですけど、その中でも王道のメタルコアをやっている東京のSable Hillsや、この間初めて対バンした大阪のDevil’s Inlayはグッときました。

Akira : やっぱりDjentやChugが勢いあるイメージはあるもんね〜。もちろんそれはそれでカッコいいんだけど。でも逆に何故か名古屋のシーンはあんまり最先端の音をやるようなバンドがいないよね(笑)。

Menjoy : 多分地方都市あるあるだとは思うんですけど、名古屋は各バンドやりたい音が違っていて、結構面白いです。

Tsubasa : 確かに。(笑)

Menjoy : Ralmはネガティブでダークなハードコアをやっているし、アニオタxHCのNicor in Punishment、Cloud 9はABR直系なメタルコア、a Soulless Painは叙情~激情メタルコア、Goonies Never Say Die!!は初期テラー系~ラップまでなんでもありのパーティバンド。グルーヴィーでモダンなChainsや、デスコアUnversed Crestfallen等新しいバンドもどんどんライブ活動を始めていますね。

Akira : 首都圏に比べてシーンが小さい分、各色が凄い濃いと思います。

 

今後の予定を教えて下さい。

takaP : 今回のシングルはあくまでもアルバムリリースに先駆けてのシングルカットで、次はフルアルバムでリリースする予定です!もちろんそれに伴って全国各地ツアーも回っていきたいと思っています。引き続き、僕達のTwitterをフォロー&チェックして、新しい情報をお待ちください!

 

これからシーンを担うキッズ、バンドマンへのメッセージをどうぞ。

Akira : これは”社会人バンドマンとして”言いたいんですけど、“やれるかやれないか“というより、“やるかやらないか”だと思うんですよ。なんでもそうなんすけど。自分にとって一番やりたい事があるなら、本気でやってみろよ、って思います。好きな事をする為にどうすべきか、何をすべきか。

takaP : それだな。時間も金も作るものだ。

Tsubasa : まぁそれは各々の状況って所があるから一概には言えないと思うけど(笑)、でも根底にはそのくらいの気持ちを持つことが大切だと思うんだよね。

Menjoy : まぁこれからも自分たちの可能な範囲で全力を出してやろう。

 

    Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.